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「キレイに暮らす簡単・石けん生活」 赤星 たみこ

 


赤星 たみこ
あかぼし たみこ

赤星 たみこ
1957年、宮崎県生まれ。1979年、漫画家デビュー。
生活の中から生まれた工夫やエコロジー好きが高じて、環境問題を考える講演会などで講演もしている。

・著書>
「きれいに暮らす簡単石けん生活」 ほか

 
講演会 「キレイに暮らす簡単石けん生活」
2003年7月5日(土) 渋谷区商工会館
講師 赤星たみこ先生
主催 きれいな水と命を守る 合成洗剤追放東日本連絡会

「アワアワ洗濯」なら、石けんビギナーでも失敗しない!
石けんを使った、らくらくピカピカシンプル家事のすすめ

こんにちは!レポーターの「せっちゃん」です。
「赤星たみこ」先生の石けんライフについてレポートします。
今回は、特に「石けんを使った洗濯」に焦点をあててご紹介します。

 

 石けんで「アワアワ洗濯」してみよう!

今までとは、ぜったい違う洗い上がり!白いものは白く!色柄物はくっきり!

低水位で洗濯液(石けん液)を作る。
水の温度は20℃以上、夏場は水道水、冬場は風呂の残り湯かヤカンのお湯を注し湯する)
粉石けんを規定量より多め(2倍くらい)に入れ、3〜5分間攪拌してよく泡立たせる。泡が立ってアジサイの花のようになればOK!
石けん洗濯に慣れて適量がわかり始めたら洗剤の量を減らしましょう。
衣類を入れ、水を再注入して洗濯開始。 泡が消えてしまったら、液体石けんを足す。
粉石けんしか無い時は、よくお湯で溶いてから加える。

泡が復活したら洗濯を続ける。
すすぎは2回
(ためすすぎもしくは流水すすぎ、残り湯は使わない)
すすぎの1回目にお酢を少量入れると、よりふんわり仕上がります。

【洗濯液を作る理由】
石けんの持つパワーを十分に引き出すためです。洗濯前に石けん液をよく攪拌しておくことで、汚れ落ちが格段に良くなり、溶け残り防止にもなります。
また、石けん臭が減り、黄ばみ黒ずみ対策にもなります。
最初はちょっと面倒に感じるかもしれませんが、手間をかけても余りある効果が得られます。
(逆に合成洗剤の場合も、同じ要領で洗濯すると汚れ落ちが良くなります。つまり石けんだけが手間がかかる訳ではないということです。)

【石けん洗濯ビギナーのために】
特に全自動洗濯機を使っている場合は、規定量で泡立たなかったり、洗濯物を入れると泡が消えてしまうことがあります。(石けん洗濯を始めたばかりの時は、それまで使用していた合成洗剤や蛍光剤の影響で泡立たないことがあるようです)
石けんは泡立った状態でないと力を発揮できないので、最初は、規定量より多めに(2倍くらい)石けんを入れる、液体石けんを足すなど工夫してみて下さい。
加減を徐々に覚えてきたら、川や海を汚さないためにも(家計のためにも)量を調節しましょう。

【石けん洗濯にむいている洗濯機】
石けん洗濯に一番むいているのは二槽式
それは槽の四つの角の角度が微妙に異なることで複雑な水流を生み、洗浄力が強くなるからだそう。
そして一度使った洗濯液で、もう一度別の洗濯物ができるのも石けんと水の節約になります。
また、ドラム式は洗濯前の攪拌作業をしなくて済むのでラクチン。

【石けんが汚れを落とす仕組み】
手垢、食べ物のシミなど家庭での汚れは大抵、中性の汚れ。
アルカリ性の石けんはそれを中和しながら、界面活性作用で油分を水と混ぜて落としやすくするというダブルの働きで汚れを落とします。
界面活性作用が不十分な状態の(泡立っていない白濁した状態)石けん液で洗濯すると、汚れが落ちないだけでなく、衣類に石けんカスが残留して、黄ばみや黒ずみ、石けん臭の原因になります。

【石けんの歴史】
2000年前、肉を焼いた時の脂(酸性)が灰(アルカリ性)の上に落ちたものが石けんの始まりと言われていますが、赤星先生は、石けんの歴史は、きっともっと古いに違いありませんとおっしゃっていました。
歴史の古さからも、自然にできることからも、石けんは分解が早い(分解を助けてくれる生物がたくさんいる)理由が分かります。

【合成洗剤と石けんについて】

●合成洗剤 汚れは落ちず蛍光剤によって、一見白く見せているだけ。皮脂汚れは落ちにくい。
●石けん 汚れ落ちが良い。部屋干ししても匂わない。
人間が人工的に作った合成洗剤は、自然界で生分解されるまでに非常に時間がかかり、石けんは1日で生分解されます。もちろん石けんも使いすぎない工夫が必要です。

 洗濯用石けんの選び方

● 粉石けん(炭酸塩が入ったもの)
  洗浄力を高める助剤(炭酸塩)が入っているので使用量が少なくて済みます。
  普段の洗濯用として

● 粉石けん(純石けん・無添加)
  マイルドなのでデリケートな衣類向き

● 液体石けん
  70%が水30%が石けんなので、液体石けんだけでの洗濯は不経済。
   粉石けんの泡立が悪い時に足して使いましょう。

 洗濯槽の掃除をしよう!

全自動洗濯機は、洗濯槽の裏側に黒かび(通称ピロピロワカメ)が付きやすく、そのまま使い続けると、洗濯物に黒かびが剥がれたものが付着することがあります。時々クリーニングしましょう。
お風呂あがりに、残り湯にヤカンのお湯を注し湯して使うと、時間的も経済的にも良いですね。

 
高水位で50℃くらいのお湯をため、酸素系漂白剤を500g〜1kg入れる。 洗いだけコースで
3〜5分攪拌する。
時々攪拌を繰り返す。
(2〜3回)
  一晩置く。

翌朝、
3〜5分攪拌する。
黒かび(ピロピロワカメ) 大量発生!?
排水・脱水
きれいな水を入れ、洗い・すすぎ・排水・脱水までする。

これでスッキリ!
毎日、気持ちよくお洗濯できますね。
数ヶ月に一度、クリーニングしましょう。

 

 感 想

「石けん洗濯を成功させる秘訣は、洗濯液がよく泡立った状態で洗濯することでした!」
これまで私は、液体石けんだけを使って、水が白濁した状態で洗っていました(中途半端な石けん洗濯をしていました)が、赤星先生の講演をお聴ききして、さっそく翌朝から粉石けんで「アワアワ洗濯」をしてみましたところ・・・
見事!白いものは白く!黒いものは黒く!色柄ものはクッキリと!洗い上げることに成功しました。
そして石けんで洗ったものは、真っ白なばかりでなく、布地に適度な柔らかさと同時にハリやコシが出るので、とてもたたみやすくなることにも気が付きました。(合成洗剤を使っていた頃は、子どもの給食用ナプキンなどが、本当にたたみづらかったんです。)
しかし・・・。本来「洗濯」とは、衣類などをきれいにする作業のはずなのに、今までの我が家の洗濯って何だったのかしら?と思っちゃいました。
赤星先生は「良いものだから人にすすめたい」とおっしゃっていました。
アワアワ洗濯をマスター(?)した私も、子どものアトピーや主婦湿疹で悩んでいるお友達に、この石けん洗濯のコツを教えて喜ばれています。。
赤星先生、そして合成洗剤追放東日本連絡会の皆さま、ご関係者の皆さま、ありがとうございました。

この日、赤星先生は、石けん洗濯のお話以外にも、石けんを使ったお掃除の実演(油でベトベトの換気扇をあっという間にピカピカにして下さいました)やお掃除の仕方、石けんシャンプーについてなど沢山お話して下さいました。

鹸洗濯を成功させる秘訣を
レクチャー中の赤星先生。
立て機を使って、よく泡立てた石けんを、汚れた換気扇に塗ってしばらく置いた後、スポンジでこするとみるみる汚れが落ちて・・・ 固な油汚れもあっという間にピカピカになった!
合成洗剤と違って、ベタベタせず、手荒れもほとんどしないんですね。

上記の内容はレポートですので洗濯・掃除などの詳しいご質問にはお答えしかねますのでご了承下さい。