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メイク落とし・洗顔について(知識)


 
洗い方のコツ

最近は「トラブル肌」に関するご相談が数多く寄せられます。
お悩みは「乾燥肌」「弱肌」「敏感肌」「ベタベタとカサカサが混在する現代版の混合肌」などが中心です。

そこで、このコーナーでは、毎日色々なご相談者とお話しているうちに気付いた「トラブル肌を作ってしまう共通の原因」について、ご紹介してみたいと思います。

何か貴方なりの「肌質改善のヒント!」が見つかれば良いですね。
それでは一緒にチェックしてみましょう。


「自分自身の肌質に問題がある!」と思い込んでいるケース

これまでに使った化粧品が、「肌トラブルの原因」であるにもかかわらず、「シミ」を含め「自分自身の肌質」に問題がある!」と思い込まれている方が大勢いらっしゃいます。
たいていの方はご自分のことを「乾燥肌」「弱肌」「敏感肌」だとおっしゃいます。
ところが生まれつきの「弱肌」「敏感肌」の方はほんの僅かで、10人に1人の割合もいらっしゃいません。
「乾燥肌」も同様です! ちょっと「ケア方法」を間違えただけ。本当は健康な肌の方が殆どなのです。
だから、安心してくださいね。

強すぎる洗浄力を持った洗剤でのメイク落としと洗顔を行っているケース

洗浄力の強すぎる洗剤を使い続けていると、まず最初は乾燥肌になります。
乾燥肌⇒敏感肌⇒トラブル肌へ進みます。
肌の大切な皮脂を残さず根こそぎ洗い流してしまうと、バリアゾーン(肌表面を皮脂で満たして守っている)の機能が弱くなり、皮内の水分を保水できず、乾燥肌やトラブル肌になります。

過剰なまでの清潔感により、洗い過ぎているケース

少しでも油分が残っているのは嫌!
サラサラになるまで洗わなければ気がすまない方は、まず最初は乾燥肌になります。
また、このような清潔志向の高いお母さんを持つ子供程「アトピーが多い」という統計結果も出ています。

使用感の良い、お手軽な洗浄剤を連用しているケース

メイク落しや洗顔料を簡単便利を優先して選び、使い続けているケースです。
1つのクレンジング剤でメイク全てを落とし、あとはそのまま洗い流すだけで済む洗浄剤等は、一見便利に見えますが、洗浄力が強すぎるので、もともと皮脂分泌の少ない方は日増しに乾燥肌になります。
例えオイリー肌であっても、「アイメイク」に力を入れている方は落とし方に要注意。
メイクをちゃんと落としたつもりでも、合成洗剤は肌に浸透する性質を持つので、メイクに使われている「タール系色素など」で後々「シミや目の周りのクスミ」を作ってしまう可能性があります。

流行の落ちにくいメイク用品を使っているケース

落ちにくい化粧品は夏場はメイク崩れが少なく、とても便利に思えますが、その代償として落とす時も大変落ちにくいので、強力な洗剤を使うしかありません。
メイクと同時に、皮膚に適度に残しておいた方が良い皮脂まで落とします。
そして、まず最初は乾燥肌になります。

無添加などのオイルの一切入ってない、化粧水やクリームを使っているケース

無添加化粧品の主成分は「樹脂」です。
無添加とは多くの消費者が想像しているような、化学物質を使っていない、何も添加されていない、という意味ではありません。(食品の無添加とは意味が異なります。)
樹脂だから腐らない⇒腐らないから防腐剤無添加となります。
サランラップや赤ちゃん用オムツの中に入っている高分子樹脂と同じ種類の物質です。
樹脂は一旦乾いて固まると、なかなか落ちない性質を持ちます。
樹脂がベースのスキンケア用品を使い続けると、樹脂が毛穴の中に詰まって乾き固まりやすくなります。
皮脂腺が詰まると、今度は正常な皮脂分泌が出来なくなります。
そこで洗浄力の強い洗顔やクレンジングが必要になるのですが、洗顔後は奪われた皮脂の代用として、油分補給をしないと、当然肌が乾いてパリパリになってしまいます。

酸性ローションの使用量が不足しているケース

ケア方法が正しくてもローションの使用量が少なすぎると乾燥肌になります。
ローションは、メイクをしている日も、していない日も塗りましょう。
朝夕、弱酸性ローションを「タップリ」2回がポイントです。

化粧下地をしないで、メイクをしているケース

メイク用品を塗る時は、下地をちゃんと付けた上にメイクしましょう。
メイクを直接地肌に塗るのは良くありません。(乾燥肌になります。)
粉白粉やパウダー類は、どれ程優れた製品でも、元々皮膚の水分と皮脂を吸う性質を持っています。
ですから現在ノーメイクの状態で、肌のコンディションが絶好調でも、粉白粉やパウダー類に吸収されるだけの水分と油分を下地として塗っておく必要があります。
肌に「皮脂型クリーム」(皮脂に近い性質のクリーム)を塗って、最高のコンディションを作った上から、メイクをしましょう。肌に負担が掛かりません。

浸透する化粧品を使い続けているケース

アンチエイジング化粧品がその代表です。
次第に皮膚のコンディションが悪くなり、皮膚が薄くなると同時に刺激に弱くなり、シワっぽい肌になります。 肌のバリアゾーンを破って、化粧品を無理矢理浸透させると、バリアゾーンに目に見えない穴が開き、本来皮膚の内部に溜めていなければならない水分や皮脂が溜められなくなります。
破れたバリアゾーンから水分は蒸発してカサカサ、同時に皮脂も流出してベタベタ、これが「現代版の不思議な混合肌」です。

睡眠不足や栄養が偏ったり、内臓に負担を掛ける食生活をしているケース

顔色が優れず、全身の皮膚のコンディションが悪く、刺激に弱くなります。
睡眠は出来るだけ8時間以上取りましょう。
美肌の大好物は睡眠です。
臓器に負担の掛かる飲食を続け、臓器の調子が悪くなると、唯一の栄養である血液が調子の悪い部分から優先的に助けようと集中して、末端にある肌、髪、爪等への栄養を後回しにしてカットすることから、丈夫な皮膚や頭皮・健康な髪は作られなくなります。)

 

貴方は上記の中でいくつ該当しましたか?
弊社に寄せられる「最近の肌トラブルのご相談」は、約95パーセント以上が上記でご紹介した内容の複合になります。

「トラブル肌の方へ」のコーナーにも書きましたが、「皮膚トラブル」のご相談を頂いた時に、最初に下記のようにお聞きすることが良くあります。

「昔は肌の調子はどうでしたか?中学生や高校生の頃から肌トラブルがありましたか?」とお聞きすると、
たいていの方が「いいえ、何もありませんでした。」とおっしゃいます。
「それではいつ頃から肌の調子が悪くなりましたか?」と質問すると、
ちょっと考えて苦笑しながら「お化粧を始めてからです。」というのがご相談者の共通パターンです。

誰だって「身体に悪いものよりは良いものを使いたい」と思っています。
でも専門家ではないから難しそうな成分を見ても何だか良くわかりません。
例えば「天然成分配合」「敏感肌用」「お子様でも使える」「オーガニック」と書かれていると「何となく肌に優しそう」と思い込んでしまいます。


でも、これからはコマーシャルのうたい文句やイメージをそのまま鵜呑みにすることなく、自分の頭でちゃんと成分表を見ながら考えて、化粧品を選ぶ習慣をつけましょう。
そして貴方自身で自分の大切なお肌を守りましょう。

もっと詳しい「皮膚科学」に興味のある方は先へ読み進めて下さい。

 
洗顔には何を使っていますか?

お顔に使う洗剤には大きく分けて2種類あります。

「石けん」「合成洗剤」です。

石けんは「アルカリ性」しかありません。
「弱酸性」「中性」「アミノ酸系」と書かれているのは全て合成洗剤です。
「洗い流せるオイルクレンジング」や「洗顔フォーム」「クレンジングジェル」も合成洗剤です。
また貴方は「水で洗い流せるタイプのオイルクレンジング剤」を油だけと勘違いしたり、「オイルで落とすから安心」と単純に思い込まれていませんか?
「水で洗い流せるタイプのオイルクレンジング剤」には台所用洗剤よりも強力な合成洗剤が含まれています。
もっと解りやすく言えば「オイルに、合成洗剤を溶かしこんだもの」が「オイルクレンジング」なのです。
思い出してください。小学校の頃、理科の実験で「水と油は混じらない。」と習いました。
それならば、どうして簡単にオイルクレンジングは水で簡単に洗い流せるのでしょうか?
それでは実験を見てみましょう。

クレンジングオイルと食用油の比較実験

「落ちにくいメイク」が好まれて、メイク用品に樹脂が入り、肌により密着するようになったのも肌を痛める原因の1つです。
「落ちにくいメイク用品」は壁の塗装と同じような成分で出来ていますから、落ちにくくて当然なのですが、いざ夜にメイクを落とす時が大変です。
普通のメイク落しよりも、より強い洗浄力のクレンジングが必要になります。多くのメイクアップ製品がその化粧品専用のメイク落しを一緒に販売しているのもそのような理由です。

強力なクレンジングはメイクも落としますが、同時に肌に残しておいたほうが良い大切な皮脂まで落としてしまいます。
人の肌は硬いタンパク質で出来ています。
その表面を皮脂腺から皮脂を分泌し皮脂でコーティングして、肌に触れる異物を弾いて、外部の刺激から守っているのがバリアゾーン(皮膚表面)です。
それはタンパク質を「油紙」で巻いたような状態です。
そのバリアゾーンから皮脂を除きすぎると「ティッシュペーパー」のような状態になって、肌に触れる異物を正常に弾けなくなるのですから「弱肌」になって当然です。
クレンジング類は洗浄力が強すぎる上、肌への浸透性があるので良くありません。
汚れを落としたつもりが、合成洗剤を連用することによってメイクのタール系色素等をお肌の中に浸透させてシミやシワ、くすみや老化の原因を作ったりもします。

それでは安全にメイクを落とすにはどうすれば良いのでしょうか!?

続いて洗顔方法の実践編をご覧下さい。